『つやのよる』。意外とおもしろい。
『愛とは行動すること』とは、かのビクトル・ユゴーの言葉。
艶の行動が「愛」とは思わないが、欲求のままに生きるそのパワーはすさまじい。

つやのよる公式HP
↓↓ここから先は多少ネタバレが含まれます。
【あらすじ】
春二(阿部寛)は艶という女性と駆け落ちまでして大島へとたどり着くが、気ままな妻の不貞に翻弄(ほんろう)されてきた。そんなある日、艶の病気が発覚し、さらには昏睡(こんすい)状態に陥ってしまい、これまで無心に彼女を愛し続けてきた彼は激しく動揺する。ついに春二は最愛の妻と深い仲だった男性たちに、艶が瀕死(ひんし)の状態にあることを知らせようと思い立つが……。 (シネマトゥデイより)
艶という一人の女性の生きざまが、関わった男の人生を一変させ、
そしてその妻や恋人、娘の心に大きなうねりとなって押し寄せる。
艶は本当の愛に出会った実感があったのだろうか。
本物の愛に出会うために体でつながり、そして自分の存在理由を探し続けたのではないか。
そして、艶に惹かれる男たちや、艶の存在に動揺する女たちも、愛への餓えがある。






描かれている物語は、愛欲とそれに翻弄される男女の姿。
まるで昼メロさながらなテーマである。
だがこの映画から伝わってくるものは、そんな重苦しい、ドロドロしたものではなく、
むしろほのぼのした空気さえ感じてしまったのである。

特に、艶の最初の男の妻(小泉今日子)と夫の浮気相手(荻野目慶子)が
パーティー会場で取っ組み合いになるシーン。

昼メロなら、ドロドロ感が際立つところだろうが、見ている側としてはそんな感じはみじんも受けない。
「しょうがないわねぇ。はいはい。」と言って、止めに入るふりをして、
全然止める気はなく、「好きなだけおやり」と心の中では思って見ているような心境なのだ。
「ほんと、バカだよね」という、温かく見守るスタンスだ。
だから最後まで、意外と重くならずに観ることができた。
この感覚は、私独特の感じ方なのかもしれないけれど。
なかなかの演技派を揃えてきただけのことはあるなと思いつつ、
だからこそひとつだけ、島の少年の存在がしっくりこなかったのが残念。
なかなかおもしろい映画を観れて、よい週末になった。

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艶という一人の女性の生きざまが、関わった男の人生を一変させ、
そしてその妻や恋人、娘の心に大きなうねりとなって押し寄せる。
艶は本当の愛に出会った実感があったのだろうか。
本物の愛に出会うために体でつながり、そして自分の存在理由を探し続けたのではないか。
そして、艶に惹かれる男たちや、艶の存在に動揺する女たちも、愛への餓えがある。






描かれている物語は、愛欲とそれに翻弄される男女の姿。
まるで昼メロさながらなテーマである。
だがこの映画から伝わってくるものは、そんな重苦しい、ドロドロしたものではなく、
むしろほのぼのした空気さえ感じてしまったのである。


特に、艶の最初の男の妻(小泉今日子)と夫の浮気相手(荻野目慶子)が
パーティー会場で取っ組み合いになるシーン。

昼メロなら、ドロドロ感が際立つところだろうが、見ている側としてはそんな感じはみじんも受けない。
「しょうがないわねぇ。はいはい。」と言って、止めに入るふりをして、
全然止める気はなく、「好きなだけおやり」と心の中では思って見ているような心境なのだ。
「ほんと、バカだよね」という、温かく見守るスタンスだ。
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